本ページの内容は、原告側(当会)の主張および訴状等に基づくものです。 相手方には相手方の主張があり、本件は現在裁判で係争中です。裁判所による事実認定はまだ行われていません。
事例の概要
| 発生時期 | 2025年5月 |
|---|---|
| 場所 | 滋賀県草津市の動物病院 |
| 対象 | ポメラニアン×トイプードルのミックス犬「るく」(当時2歳5ヶ月・メス) |
| 経過 | パテラ(膝蓋骨脱臼)の手術を受け、4日間の入院を経て退院。退院の2日後に死亡 |
| 現在の状況 | 2025年9月26日に大阪地方裁判所へ提訴。現在係争中(事実認定前) |
何が起きたのか(原告側の主張)
るくは手術前、活発で健康状態も良好な犬でした。手術前の血液検査でも良好な結果が出ており、 安心して手術を受けられる状態だったと私たちは考えています。
しかし手術後の入院中から衰弱が進み、入院中の血液検査では多数の項目で異常値が出ていたにもかかわらず、 精密検査や処置は行われないまま、「手術後はどの犬も同じような状態になる」「元気がないのはホームシック」 という説明で退院となった──というのが私たちの主張です。
退院後も回復せず、退院2日目に別の動物病院を受診したところ「至急手術をしないと命が無い」と診断され、 夜間に緊急手術を受けました。手術は成功し一時は回復しましたが、翌日に容体が急変し、 るくは帰らぬ子となりました。手術からわずか6日後のことでした。
詳しい経過は事故と裁判の時系列を、 るくとの思い出はトップページ「るくとの日々」をご覧ください。
この事例から見える課題
■ポイント
- 術後管理:手術後の経過観察と、検査値の異常への対応のあり方
- 説明責任:容体や検査結果について、飼い主が納得できる説明があったか
- 転院・セカンドオピニオン:飼い主が「おかしい」と感じたときに行動できる環境
- 制度の不在:獣医療事故を検証し、再発防止につなげる公的な仕組みがない